会計のプロが注目する売掛金債権を使って資金調達をする方法

売掛債権ファクタリングってそもそも何?

売掛金」の意味は分かっていても、「売掛債権ファクタリング」となると、意味が分からないという方が多いと思います。意味を知っていても「資金調達の方法として聞いたことがある」くらいの方が多いでしょう。

売掛債権ファクタリングとは、簡単に言うと「売掛金債権を売ってお金に換える」という意味です。

「え?売掛金自体、売った後にもらうお金のことじゃないの?それを売るってどういうこと?」

と思われるかも知れません。

そこで、ここでは「売掛債権ファクタリング」の基本的な仕組みと考え方を理解することで、ご自身の事業運営の中で使えるかをまず掴んでいただきたいと思います。

大手企業なども似たような手法で調達しているケースも多い資金調達の手法です。あまり聞いたことがないからというだけで敬遠するのは、あまりにももったいないです。

 

ここでは、サルでも分かりやすいように、簡単な例を使って説明したいと思います。

売掛債権ファクタリングを、サルでもわかる例題でご説明

「売掛金」とは単純に言えば「まだ受け取っていない売上」です。

具体的に考えると、以下のようなものです。

  1. あなたが資産家の友人Aに、リンゴを1つ100円で売ったとします。
  2. 友人はその時財布を忘れていたので、10日後100円を払うことを約束します。
  3. あなたは10日後に、100円を友人Aから受け取る権利=売掛金債権100円を持っています。

これが売掛金と売掛金債権の考え方です。

そこで更に、「売掛金債権を売る」ということを考えてみます。

  1. 先の例の後、あなたに電気代の請求書が来ました。ところが手元資金では100円足りません。
  2. あなたは借入で調達することを最初に考え、友人Bに100円を貸してくれないか頼みます。
  3. 友人Bは何の保証もなしに貸すことを渋ります。あなたが後で返せるか疑問があるのです。
  4. あなたは借りるのが無理なら「友人Aから100円を貰う権利」を条件にします
  5. 友人Aは資産家ですから、支払能力に問題がありません。友人Bも友人Aからなら回収できるだろうと考え、あなたに100円を渡してくれます。

これが「売掛債権ファクタリング」の基本的な構造です。つまり、「まだ手元に入っていないお金はあるが、手元に入る予定があるお金」を売ることで、お金を得るのです。

ファクタリングに向いているのはどんな人?

ここまで聞くと、「え?だったらやらないと損」と思われるかも知れません。

「売掛債権ファクタリング」も金融商品です。

商品である以上、デメリットも当然ありますし、メリットも人によって異なります。

 

そこで、どういった人が「売掛債権ファクタリング」を使うメリットが出やすいかを考えてみたいと思います。

売掛債権ファクタリングのメリットとデメリット

売掛債権ファクタリングのデメリット

1.金利がかかる

先ほどの説明の通り、「売掛債権ファクタリング」は「まだ手元に入っていないお金」を売ることでお金を得る手段です。

逆に言えば、相手方にとっては手元の現金で、これから入ってくるお金を買っているのです。当然同額では買いません。金利がかかります。

入ってくるまでの期間・支払ってくれる人の信用力を基にした金利が掛かります。先の例でいえば、100円の権利を売っても100円にはならないのです。

2.支払元の信用が無いと誰も買ってくれない

これも当然ですね。

先の例でいえば、友人Aがそこかしこで借金を踏み倒していることが有名な人物であれば、当然誰も買ってくれません。友人Bは「友人Aから100円を受け取る権利」では100円を貸してくれないでしょう。

3.販売先にファクタリングをしたことがバレる

実はこれが一番利用を渋る理由になるケースが多いです。

ファクタリングを利用したことが販売先にバレて取引解消されたりしないかということが、不安になって導入に踏み切れないというものです。

これについては販売先との関係次第としか言えませんが、あなたが思っているよりも「ファクタリング」の仕組みは普及しており、相手方に財務のプロがいれば導入する理由は十分理解される資金調達方法のひとつです。安心して利用しましょう。

 

では、逆にメリットは何でしょうか?

売掛債権ファクタリングのメリット

1.借入に頼らずに資金調達ができる

通常の借入は、基本的には「利益」で返していくものです。

確かに資金繰的には入ってきたお金で返していくものですが、財務的には利益でしか減らせません。しかし「売掛債権ファクタリング」は、売掛金を売ったものなのでそもそも返す必要がありません。

2.決算書上借入にならない

メリット1でも述べたように、「売掛債権ファクタリング」は、売掛金を売ったものなので、そもそも借入ではありません。

そのため決算書上でも「売掛金が減少」して「現預金が増える」だけです。当然銀行などによる財務スコアが悪化することもありません。むしろ一般的には改善します。

3.支払元の信用で調達できる

事業歴が浅かったり、規模が小さい、もしくは利益が思うように出ていないという場合、銀行などからの調達は思うようにいかないかもしれません。

しかし「売掛金債権ファクタリング」で重要なのは、あなたの会社ではありません。「売掛金を払う会社が払えるかどうか」が重要なのです。

つまり、売掛金を買う側からすれば、支払ってくる会社が上場企業などであれば、実質的には「上場企業に金を貸している」のと同じなのです。

そうなれば、通常の借入であれば、信用が低く金利などが高くなっている方でも、支払元の信用力が高ければ思いがけない金利で調達できる可能性もあるのです。

 

さて、ここまでのメリット・デメリットを考えると、「売掛債権ファクタリング」を導入するメリットが大きいのは以下の要素を持った業者となります。

売掛債権ファクタリングの利用が向いている企業

  • 販売先、取引先が信用力の高い会社が多い(上場企業など)
  • 比較的売掛金の回収サイトが長い(資金繰の安定・資金繰りのためにしている借入を返すことで借入残高を圧縮できる)

「資金調達は借入」と思いこまずに、是非「売掛債権ファクタリング」の利用も検討に入れてみることをお勧めします。

ただし、この商品は実際は買い取ってくれるかどうかなど全て個別に検討されるものですので、ファクタリング業者などプロに相談し、最良の形を検討することをおすすめします。
 

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元銀行員
元大手銀行の融資業務に10年勤めた私が、厳しい目でチェックしたおすすめのファクタリング会社を条件別で比較してご紹介します。

 

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